「長野県での生活がイメージできた」移住体験住宅での1か月間

シルク文化の中心地で
明治から昭和にかけて日本の製糸業の中心地だった岡谷市。絹糸を素材とするファイバーアーティストの王さんにとって岡谷市は言わば「シルク文化の聖地」。2025年6月、そんな街での移住体験が始まった。
実際に滞在して見えてきた「岡谷市」

王さんは昨年、初めて岡谷市を訪れた。当時感じたことは「歩いている人が少ない」という印象。今回の滞在にも若干の不安があったのは確かだった。
だが、実際に滞在すると、不安は杞憂に終わった。王さんは日課としていた散歩の最中に多くの市民と話すことができたと言う。「岡谷市民のあたたかさに触れることができた」と話す。
岡谷市の良さは…
日課の散歩は生活を彩る。王さんのお気に入りのスポットは小尾口区の津嶋神社と照光寺の蚕霊供養塔。何気ない風景も、日本や岡谷の文化を感じることができて新鮮だった。
また、滞在中には松本や八ヶ岳にも遊びに行ったという。東京を含め、各地へのアクセスが良い立地は岡谷市の強みだと教えてくれた。
移住体験住宅のお気に入り
「日本っぽい」「広い」「きれい」
初めて移住体験住宅に入った時にそう感じた。縁側や畳の部屋、梁が見える天井。まさに日本家屋の良い所が詰まった住宅だ。それでいてリフォームされたばかりで、生活面でも過ごしやすい。
王さんは部屋から見える天竜川の風景もお気に入りだと話す。自然の近さを直に感じることができる。
充実した移住体験住宅での生活
この移住体験住宅は、徒歩3分の場所にドラッグストア、徒歩5分の場所にスーパーがある。「長野県産のものを見るとつい買ってしまう」と王さん。一番おいしかったのは長野県産のきのこだという。
移住体験住宅には、食器や調理器具が揃っているため、毎日料理をして楽しんだ。
具体的にイメージできるようになった「岡谷市での移住生活」
一か月の滞在によって「岡谷市での移住生活」が見えてきた。
王さんは「作品を制作しながら、畑での農作業や、屋内での養蚕をしてみたい」と移住後のイメージを教えてくれた。
また、都内のスペシャルティコーヒーショップに勤務するパートナーの水口さんも、岡谷市での開業に前向きだ。もし、実現したら心から嬉しく思う。
都会での生活に疲れたら
今回、充実した1か月を過ごすことができた王さん。
「これまで様々な街に滞在したが、岡谷市がナンバーワン。お気に入りの街になった。」
「都会での仕事に疲れた時、岡谷市に移住するということはいい選択だと思う」と話す。
是非是非いつでもお待ちしています!


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地域創生推進課
〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
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更新日:2025年07月15日