岡谷市環境基本計画の概要

本市では、平成10年12月、環境の保全に関する基本理念をはじめ、市・ 事業者・市民の責務、市の施策の基本方針などを明らかにした「岡谷市環境基本条例」を制定しました。

• 健全で恵み豊かな環境の恩恵の享受と将来世代への継承
• 自然と人との共生
• 環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築
• 地球環境保全の取り組み

「岡谷市環境基本計画」は、環境基本条例第7条の規定に基づき、条例に定められた基本理念の実現に向け、各種の環境施策を総合的かつ計画的に推進するために策定しましたが、その後、地球温暖化対策やごみ減量などの課題に対し、循環型社会形成推進基本法が施行されるなど、法律や周辺自然環境などの変化があり、当初計画でも基本的に概ね5年を目途に見直しを行うことになっておりましたので、ここで中間見直しを行いました。
「第4次岡谷市総合計画」後期基本計画に定められた将来都市像の実現をめざして、環境面から取り組んでいくもので、環境施策の策定や推進にあたっての指針となります。

計画には、長期的な視点に立った望ましい環境像と、これを実現するための 6つの基本目標、より具体的な個別目標を明らかにするとともに、市が行う環境の保全に関する基本的な施策を示してあります。あわせて、市民及び事業者の皆さんに自主的に取り組んでいただく、環境への配慮行動の指針を盛り込むとともに、見直しにあたり、市民にできるだけわかりやすいように基本目標ごとに具体的な指標を新たに盛込みました。計画の期間は、平成12年度を初年度として、概ね10年後を見据えて計画しています。

「諏訪湖をわたってくるさわやかな風がやさしくほほをなで、深い緑につつまれた山々が美しい稜線を描き、耳を澄ませばどこからか小鳥たちのさえずりが聞こえる、豊かな自然の息吹があふれ、人と自然が共生して四季の移り変わりを鮮やか に映し出す環境のまち」

1. すがすがしいまちづくり
   さわやかな空気、清らかな水に象徴される安全で健康的な生活環境の確保に努めます。
2. 自然とふれあえるまちづくり
   水や動植物とのふれあいの場の整備を推進するとともに、恵まれた自然環境を適切に保全するよう努めます。
3. 物を大切にする循環型まちづくり
   3Rの推進、また、資源・エネルギーの有効利用に努めます。
4. 美しさと潤いのあるまちづくり
   経済性、利便性の追求だけでなく、環境に十分配慮した快適で潤いのあるまちづくりに努めます。
5. 地球環境の保全
   地域における環境保全活動を通じて、地球環境の保全に貢献します。
6. 市民総参加による環境保全
   市民一人ひとりが環境の現状を認識し、環境の保全に関する知識を身につけ、自主的な活動を推進します。

1. 計画策定の背景
2. 計画策定の目的
3. 計画の期間
4. 計画が対象とする環境施策の範囲

1. 岡谷市の位置・地勢
2. 社会条件
3. 環境の現状
4. 市民等による取り組み

1. 目標設定の必要性
2. 望ましい環境像
3. 望ましい環境像を実現するための目標

• 個別目標1 空気のさわやかさ
• 個別目標2 水と土のきれいさ
• 個別目標3 まちの静けさ

• 個別目標4 緑との親しみ
• 個別目標5 水辺との親しみ
• 個別目標6 野生生物との親しみ
• 個別目標7 自然景観との親しみ

• 個別目標8 3R（リデュース・リユース・リサイクル）の推進
• 個別目標9 資源とエネルギーの大切さ

• 個別目標10 まちの美しさ・潤い
• 個別目標11 まちのゆとり

個別目標12 地域での取り組みの推進

基本目標6 市民総参加による環境保全

1. 推進体制等
2. 計画の進行管理等