農業現場でのクマとの遭遇にご注意ください
各地でクマによる人身被害が多発しています。
クマとの不意の遭遇を防ぐため、以下の取組を行うように心がけましょう。
クマの出没を防ぐためには
農作業を行う際に注意すべき事項
・作業中にラジオなど音の出るものを携帯するなど、自分の存在をアピールすること。
・クマ類の出没情報に留意し、クマ類の活動が活発になる早朝、夕方の作業時には、周囲に気を付けること。
・山林や山林近くの農地は、クマの出没ルートとなりやすいので特に注意し、周囲の灌木の刈払いなどを行うこと。
※ツキノワグマは、山林や山林近くの農地のみならず、山から離れている場合であっても、河畔林沿いの農地では出没の可能性があります。
・頻繁にクマ類が出没する地域においては、できるだけ単独での作業は避けること。
誘引物の適切な管理
・クマ類を誘引する生ごみや野菜・果実の廃棄残さ等は適切に処理すること。
・農地では果樹園が最も被害を受けやすいところであり、収穫後の放置果実は適切に除去すること。
・クマ類は、収穫物収納庫に入り込んで採食することもあるため、収納庫はきちんと施錠するなど管理を徹底すること。
・草刈機などに使われるガソリンなどの揮発性物質も、クマ類の誘引物となるため、保管場所等に注意すること。
・鳥獣対策により捕獲した個体がクマ類の誘引物にならないよう、処理施設への持込みや焼却を行わずに埋設する場合には、十分な深さに埋設するなど適切に処理すること。
もしも、クマに遭遇してしまったら
クマに背を向けずに、ゆっくりとその場から離れる
クマは背を向けて逃げるものを追いかける習性があります。慌てずにゆっくりとその場を離れましょう。
大声を出さない、音を出さない
クマとの遭遇を防ぐためには、音を出して自分の存在をアピールするのは効果的ですが、遭遇した時はクマに威嚇したと勘違いさせてしまう恐れがあります。大きな声や音は出さないようにしましょう。
万が一襲われてしまったら
人間の急所である頭や首、後頭部や腹などを守れる姿勢(地面に伏せて両手で首の後ろをガードするなど)をとるようにしましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
農林水産課 農政担当
〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線:1487)
更新日:2025年08月29日