「おかやですすめる食育」情報(2025.11)

歯周病は、糖尿病をはじめ、動脈硬化や誤嚥性肺炎、メタボリックシンドロームなど多くの全身疾患の引き金になると言われています。

「最近何となく調子が悪い」と感じるときは、もしかしたら歯周病が関わっているかもしれません。

また、「噛む」「飲み込む」「話す」などのお口の衰えを「オーラルフレイル」と言います。放っておくと心身の機能低下を招いて「要介護」の原因にもなります。

9月27日にイルフプラザ3階のカルチャーセンターで、「野菜をもっと美味しく、楽しく」をテーマに諏訪地域食育フォーラムが開催されました。

さまざまな食育関連団体の活動を記した野菜クイズ付きの展示コーナー、学校や保育園で実際に食べれられている野菜を使った給食の試食、川岸小学校の総合学習の発表と地元生産者の方の地場産物に対する熱い思いを語っていただくなど盛りだくさんでした。

講演会は、野菜ソムリエプロを最年少で取得し、テレビでも大活躍の緒方湊さんを講師に迎え、野菜の秘密をたくさん教えていただきました。

次年度は下諏訪町で開催予定です。諏訪地域ではどんな食育活動がされているかぜひご覧ください。

1年の締めくくりとなる12月は和風月名で師走と呼ばれます。師走の語源はいろいろな説がありますが、有名なものは「師が馳せ走る」ほど忙しいことを表しているという説です。

12月の主な行事食は、針供養のお事汁（おことじる）、冬至のかぼちゃ、大晦日の年越しそば、クリスマス料理等があげられます。

針供養が行われる12月8日は「事八日」と呼ばれています。何かを始める、納める大切な日であるため、無病息災や五穀豊穣を願って「お事汁」を食べる風習があります。

冬至は1年の中で最も日が短い日です。冬至以降はすこしずつ太陽が出ている時間が伸びていきます。そのため、この日は悪いことがリセットされる日と考えられてきたようです。この日に「ん」のつくものを食べると、運を呼び込めると言われていて、かぼちゃ（＝なんきん）は「ん」が2つつくことから、強力な運を持つと言われています。

1年の締めくくりの大晦日に食べる年越しそばは、色々な由来がありますが、そばは切れやすいことから、「今年1年の災厄を断ち切る」との意味が込められているという説が有力です。その他、「そばのように細く長く生きられるように」、「家族の円が細く長く続くように」などさまざまな説があります。

また、大晦日に食べる年越し魚は、地域によって鮭を食べる地域、鰤を食べる地域とに分かれます。ちなみに佐久地方は鯉を食べるとか・・・？

行事食で今年1年の締めくくりをするのも良いですね。