「おかやですすめる食育」情報(2025.7)

更新日:2025年07月18日

梅雨明け前から暑い日が続いていましたが、とうとう梅雨が明けて夏本番となります。今年は熱中症になって救急搬送される方も多いという報道もされています。

気温が高いときは無理に外出せず、エアコンを上手に使って過ごしましょう。また、涼しい場所にいるとついつい水分補給を忘れてしまいがちですが、脱水を防ぐためにも時間を決めて水分を摂るようにして下さい。

夏野菜のチ・カ・ラ

暑い日が続くと食欲が落ちるのは老若男女の共通事項です。そして、のど越しが良くて食べやすい麺類が多くなるのも夏ならではかもしれません。ただし、食べ方に気をつけないと栄養不足になって夏バテになりやすくなります。旬の野菜はその時に必要な栄養成分が含まれています。疲労回復や食欲増進などの作用を持つ栄養成分を含み、紫外線からのダメージから守ってくれる夏野菜をいくつかご紹介します。

竹ザルにトマトが並べてある写真

【トマト】

トマトは代表的な夏野菜のひとつ。赤い色を出す成分のリコピンには抗酸化作用が多く含まれています。

また、体内のアルコール濃度を低下させる働きもあるので、お酒を飲む機会の多い人は意識して食べると良いかもしれません。加熱したり、油と一緒に摂ると体に吸収されやすくなるので、野菜たっぷりのミネストローネスープや、モッツァレラチーズと一緒に食べるカプレーゼなどがオススメです。

竹ザルにナスが並べてある写真

【ナス】

黒に近い紫色の皮に包まれているナス。この紫色の皮にナスニンとクロロゲンというポロフェノールが含まれていて、活性酸素の働きを抑えるといわれています。

油との相性がいいので、素揚げにしたあとに煮たり炒めたりするのがオススメです。

竹ザルにゴーヤが並べてある写真

【ゴーヤ】

独特な苦味が特徴的で沖縄料理には欠かせないゴーヤ。ビタミンCやカリウムを豊富に含んでいるので、夏バテ防止やむくみ改善が期待できます。

ゴーヤのビタミンCは他の食材と比べて、加熱しても壊れにくいため、炒めものや天ぷらにするのがオススメです。また、苦味成分は胃液の分泌を促してくれるので、食欲を増進する効果も期待できます。わたと種を取り除いて塩もみしてから軽く茹でると苦味が軽減されます。

竹ザルにピーマンが並べてある写真

【ピーマン】

苦手な野菜アンケートをとると、ピーマンは上位にくる野菜のひとつですが、加熱しても壊れにくいビタミンCと、コラーゲンを生成する効果があるようです。また、ビタミンCを吸収しやすくするビタミンPや免疫力を高めるといわれるカロテンも含んでいます。

加熱すると青臭さが抜けて食べやすくなるようです。

しるくっきんぐもご覧ください

7月のしるくっきんぐは、「暑い夏、夏野菜をしっかりとってバランスよく食べよう」がテーマです。暑いときは、できるだけ台所に立つ時間を短縮したいもの。今回はそんな時短も兼ねた、夏野菜を使ったレシピを紹介中です。ぜひご覧ください。

8月の行事食

8月の旧暦の葉月と8月の文字と太陽とお化け屋敷とかき氷と花火のイラスト

8月は和風月名で葉月とも言われています。由来としては秋の半ば、木々の葉が落ちる葉落ち月が変化したと言われているようです。

8月の行事食として、8月1日は八朔(はっさく)と言い、この頃に稲穂が実り始め、農村では初穂を恩人などに送る風習がありました。この時に黒胡麻も入れたおかゆを食べる風習があったようです。

8月13日~16日のお盆では、精進料理やお団子(白玉団子)を目にすると思います。ご先祖様の霊を迎え、供養するお盆には精進料理や地域によって特別なお料理がお供えされりするので、郷土料理や行事食を体験する良い機会です。特にお盆は個々の地元に帰る人が多いかと思います。これを機に作り方を教わって一緒に作ってみませんか?

 

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