「おかやですすめる食育」情報(2025.3)
旅立ちの春
3月に入ってまさかの積雪。そして意外と寒い今日この頃ですが、4月の扉は近くまで来ています。そして季節は春。3月は卒業式にちなんで旅立ちの春。4月から始まる新生活に向けての準備も忙しくなります。また、花で言えば桜の季節ですが、今の段階では花粉症に悩まされているといったところでしょうか。人それぞれの春があると思いますが、みなさんの今年の春はどんな春でしょう?
今月は新生活に向けての準備に焦点をあててみます。
新生活に向けて
生活スタイルが変わると食生活も変化します
新年度に向けて新たな生活スタイルに変わる人も多いかと思います。進学や就職を機に一人暮らしを始める人も多いのではないでしょうか。今まで実家にいた人は、自分の食事を自分で用意する食生活へと変わります。
前回は一人暮らしの食生活についてをお知らせしました。今回は、新生活で用意しておきたい調理器具についてご紹介したいと思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。
最初に買っておきたい調理器具

絶対的に必要なのが包丁とまな板、ピーラー(皮むき)。包丁は刃の素材や形、長さなど種類が豊富ですが、刃渡り150mm~180mmのものが初心者でも使いやすいようです。素材はステンレス製の方が刃こぼれもしにくく長く使えます。
まな板は小さすぎると食材が落ちてしまったり切りずらいことがあるので大きめの方が便利です。また、ある程度の厚みがあった方が食材も切りやすく、手元も安定します。
ピーラー(皮むき)は、値段に関係なく自分の使いやすいものを。また、キッチンバサミもあると便利です。

炒めたり焼いたりするのに欠かせないフライパン。大きさはキッチンのコンロの大きさに合わせましょう。少し深めのものを購入すると鍋の代わりとして使うこともできます。
また、意外と使えるのが卵焼き器。お弁当作りに挑戦する人は、これ一つで調理を済ませることもできます。
両方とも素材としてはフッ素樹脂加工されたものを選ぶと焦げついたりすることもなく安心です。また、フライパンを購入する時には一緒に蓋もそろえておくと便利です。

煮物や汁物や茹でものをしたいときに使いたい鍋。イラストは両手鍋ですが、単身で暮らすならまずは片手鍋を購入しておくと良いでしょう。大きさは15~18cmくらいのものが良いようです。
購入の際には、IH、ガスどっちのコンロで使えるのか?自分のキッチンはどちらのコンロなのかを確かめるのを忘れないようにしましょう。

焼き物をひっくり返したり、汁物をかき混ぜたり盛り付けたりするときに必要なフライ返しやおたま。いろいろな大きさがありますが、自分の持っている鍋やフライパンの大きさを目安に購入すると良いでしょう。
素材もいくつかありますが、最近はシリコン製のものが多く出ています。鍋やフライパンの底を傷つけにくい素材でもあるのでおすすめです。

計量スプーンと計量カップなんて必要?と思うかもしれませんが、今日は何を作ろうかな?とレシピを検索することも多くなるかと思います。
レシピに記載される分量は、大さじや小さじ、水の量も何mlとか何分の1カップと表記されていることが多いので購入しておくことをおすすめします。だんだん慣れてくると目分量で味付けできるようになると思いますが、最初は調味料を量りながら調味して味を覚えていくと良いですよ。

ボウルとザルは、野菜や果物を洗ったり、パスタを茹でたときの湯切りに使ったり、パンケーキのタネを混ぜたりと使用頻度の高い調理器具。最近はザルとセットで売られていることがあるので、セットで購入すると省スペースで収納できます。
素材もシリコン製、プラスチック製、ステンレス製といろいろあります。ステンレス製だと臭いや色移りがなかったり、変形しにくかったりしますが、収納場所の様子に合わせて購入すると良いでしょう。
この他に、電子レンジや電気ポットなどがあると日々の忙しい中でも時短で自炊ができる可能性が広がります。生活環境が変わると、慣れることに夢中で睡眠や食事がおろそかになってしまうことがあります。特にこの春を機に一人暮らしを始める人は、朝食の欠食に気をつけましょう。
3月のしるくっきんぐは、お弁当作りをテーマにしました。ご覧いただき、今後の参考にしていただければと思います。
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進課
〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線:1177)
更新日:2025年03月19日