「おかやですすめる食育」情報(2024.2)

更新日:2024年02月19日

私たちが生まれ育った土地の料理「郷土食」

みなさんは、「郷土食」と聞いて頭の中に思い浮かぶ料理は何ですか?

「生まれ育った土地で昔から食べられていた料理は何?」と聞かれて、すぐ答えることはできますか?

お子さんやお孫さんに、「この料理はここの地域の郷土食なんだよ」と教えることはできますか?

突然聞かれて答えられる人は何人いるでしょう?なかなかすぐに答えられないのが現状だと思います。今月は「郷土食」の認知度を上げるために日々活動をしている小中学校の食育の取り組みについてご紹介します。

 

市内小中学生の「郷土食」の認知度は?

市内小中学校の郷土食についてアンケート結果

R5 岡谷市学校栄養士会アンケート結果

岡谷市学校栄養士会では、毎年市内小中学校の小学4年生、中学1年生を対象に、児童生徒の食習慣を把握するためのアンケート調査を実施しています。

今年度実施したアンケートの結果では、「郷土食を知っていますか」の問いに「知っている」と答えた小学生の割合が約2割弱、中学生の割合が約5割という結果となりました。

 

「おかやっ子給食の日」

岡谷市は各小中学校に栄養教諭・栄養士が配置されているため各校で自校給食が提供されています。これまでも各校でそれぞれ工夫を凝らし、給食に郷土食を取り入れて食育活動を行ってきましたが、郷土食の認知度についてはアンケートに結果が表れにくい現状でした。

そこで学校栄養士会では今年度、郷土食を取り入れる頻度などを検討し、市内の小中学校で郷土食材を使った統一献立を取り入れた「おかやっ子給食の日」を月1回実施することとしました。

凍り豆腐の卵とじの給食

12月の統一献立(凍り豆腐の卵とじ)

わかさぎのからあげの給食の写真

1月の統一献立(わかさぎのからあげ)

パワーポイント表題の写真

12月は「凍り豆腐の卵とじ」、1月は「わかさぎのからあげ」を取り入れ、給食室前に郷土食に関するものを掲示したり、給食時の放送でパワーポイントを使って郷土食の説明を行ったりしました。

2月は、諏訪地域が誇る郷土食材「寒天」を使ったサラダを取り入れる予定です。

岡谷市学校栄養士会では今後も学校給食を通して「子どもたちに地域の良さや大切さを知ってもらうこと」「地域の食文化を次世代に継承していくこと」を目指して取り組んでいきます。

動画配信サイトでも、「おかやっ子給食」を配信しています。お家の献立としてすぐに使えるように、材料と作り方を詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課

〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線:1177)