「おかやですすめる食育」情報(2023.12)
「年間523万t」何の数字?
「年間523万t」この数字は令和3年度に日本で発生した数値です。何の数字だと思いますか?
これは、日本が出している「食品ロス」の量です。「食品ロス」とは、本来ならば食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。この量は、食料支援機関である国連WFPが2021年に実施した食料支援量の約1.2倍になり、貧困や災害の緊急支援など世界の人に対して支援される食品の量より、日本で廃棄されてしまう食品の量が多いことがわかります。
日本の食品ロス量を国民一人当たりに換算すると、毎日お茶碗一杯分くらいの食品を捨てていることになります。
SDGsでも食品ロスについては目標のひとつとして掲げられています。
まずは、食品ロスについて知り、自分たちのできることを考えてみませんか?農林水産省のホームページでは食品ロスの何が問題なのかをわかりやすく説明しています。
私たちができることから始めよう
食品ロスを減らすには、私たち一人ひとりのちょっとした行動から起こすことが大切です。環境省や消費者庁でも様々な方法をご紹介しています。環境省では自宅で発生する食品ロスを調べることができるものを紹介しています。
長野県でも「食べ残しを減らそう県民運動~e-プロジェクト~」を実施しており、その中の「残さず食べよう!30・10(さんまる・いちまる)運動」は家庭でできるエコクッキングを含めた実践方法と、これから多くなるであろう宴会での実践方法などを紹介しています。
食事会や宴会では食事は食べきれる分だけ頼む・お食事タイムを設けるなどしてお酒だけでなく食事も楽しみましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進課
〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線:1177)
更新日:2023年12月19日