妊娠前からはじめる食生活のススメ

更新日:2022年12月01日

適正体重を目指して食生活を見直してみましょう

お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のためには、妊娠前からのからだづくりが大切です。
妊娠前の過度のやせは、月経不順や体調不良、骨量の減少、胎児の発育不全などを招きます。また、妊娠前から太りすぎだった人は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のほか、分娩時の異常などを起こすリスクが高くなります。

岡谷市健康推進課が作成したリーフレットのうちBMI計算ページの画像

妊娠前の「やせ」や「肥満」は、妊娠期のトラブルや分娩異常のリスクが高まる可能性があります。
まずは、ご自身の体重(非妊娠時)と身長を下記の表に当てはめ、BMI(体格指数)を計算してみましょう。

積極的にとりたい「葉酸・鉄分・カルシウム」

葉酸の働きと葉酸を多く含む食材

葉酸の摂取は、胎児の二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症リスクの低減に重要です。
受胎後およそ28日が神経管の形成には重要な時期となります。妊娠を計画している女性・妊娠の可能性がある女性・妊娠初期の女性は、食事に加え、サプリメントなどによって付加的に1日あたり 400μgの葉酸の摂取が望まれます。ただし、サプリメントのとりすぎには注意が必要です。

鉄分を多く含む食材と効能

女性のからだは月経や妊娠で多くの鉄分を必要とし ます。
鉄分不足は貧血や疲れやすい 体になるだけでなく、赤ちゃんに十分な酸素や栄養を届けられなくなってしまうので、積極的に摂取しましょう。

カルシウムを多く含む食材

カルシウムはからだの機能維持や調節、赤ちゃんの骨や歯をつくるなどの重要な役割があります。
妊娠期や授乳期に関わらず若いうちからしっかり摂取することで、将来の骨粗しょう症予防にもなります。

バランスのよい食事で体を内側から健康に

主食と主菜と副菜を組み合わせた食事の紹介イラスト

毎日3食、きちんと食事をとっていますか?不規則な食事をしていると栄養が偏り、からだの免疫力低下や生活習慣病につながります。健康のためにはバランスのとれた 食事が大切です。

一食で「主食」「主菜」「副菜」が揃えると、多様な食品から必要な栄養素をバランスよくとることができます。
【主食:エネルギー源となる】ご飯、パン、麺類など
【主菜:血液や筋肉を作る】肉、魚、大豆製品など
【副菜:からだの調子を整える】野菜、きのこ類など 

1日に必要な食品量のめやすは?

1日に必要な食品量目安を手ばかりしめした表

【非妊娠時・妊娠初期(1~3か月)の方の1日に必要な食品量のめやすこちら】
自分のからだにあったおおよその食品量は、ご自身の手のひらにのせて測る「手ばかり法」で
かんたんに知ることができます。

『ゆるしお』で減塩に取り組んでみませんか

1日の食塩摂取目標量が示された画像

★成人女性の1日の食塩摂取目標量は6.5g未満
食塩の過剰摂取は、高血圧、脳梗塞や心筋梗塞などを起こしやすくするため、注意が必要です。妊娠前から栄養成分表示等を積極的に活用し、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。

ゆるしおホームページのトップ画像

手軽に取り組める「減塩」の工夫が盛りだくさん!!
長野県では、「ゆるしお」ホームページを公開しています。ぜひご活用ください。
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妊娠前から健やかなからだづくりを

妊娠前から気をつけたい食生活のポイントが分かりやすくまとめられた冊子です。ぜひご活用ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課

〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線:1177)