子宮頸がんワクチン予防接種キャッチアップ接種について

更新日:2024年12月20日

【お知らせ】公費によるHPVワクチン「キャッチアップ接種」期間について

今夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、2025年3月31日までに1回以上接種を開始した方は、残りの接種を公費で完了できるようになりました。

〇対象者

  • キャッチアップ接種対象者のうち、2022(令和4)年4月1日~2025(令和7)年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
  • 2008(平成20)年度生まれの女子で、2022(令和4)年4月1日~2025(令和7)年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方

〇期間

キャッチアップ接種期間(2025年3月31日まで)終了後、1年間(令和8年3月31日)

最新の情報は、厚生労働省ホームページでご確認ください。

公費によるHPVワクチンキャッチアップ接種期間について(PDFファイル:102.3KB)

HPVワクチンのキャッチアップ接種対象者

ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)の予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)は、平成25年6月から積極的勧奨が差し控えられていましたが、令和4年4月から接種勧奨が再開されました。積極的勧奨が差し控えにより、HPVワクチンの接種機会を逃した方への救済措置として、公費(無料)で接種が受けられます。
対象者には、令和4年8月から10月にかけて、ご案内及び予診票を発送済みです。

キャッチアップ接種対象者

岡谷市に住民登録のある平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性で、過去に子宮頸がん予防ワクチンを合計3回受けていない方

― 令和6年度における年齢等 ―
1. 高校2年生相当(平成19年4月2日~平成20年4月1日生) 
2. 高校3年生相当(平成18年4月2日~平成19年4月1日生) 
3. 19歳(平成17年4月2日~平成18年4月1日生) 
4. 20歳(平成16年4月2日~平成17年4月1日生) 
5. 21歳(平成15年4月2日~平成16年4月1日生) 
6. 22歳(平成14年4月2日~平成15年4月1日生) 
7. 23歳(平成13年4月2日~平成14年4月1日生) 
8. 24歳(平成12年4月2日~平成13年4月1日生) 
9. 25歳(平成11年4月2日~平成12年4月1日生
10. 26歳(平成10年4月2日~平成11年4月1日生)

11. 27歳(平成 9年4月2日~平成10年4月1日生)

予診票の発送

令和4年8月上旬に発送:上記対象者の1から3までの方へ発送
令和4年9月上旬に発送:上記対象者の4から6までの方へ発送
令和4年10月上旬に発送:上記対象者の7から9までの方へ発送


なお、対象の方は、令和4年7月20日時点の住民登録を基準に抽出しています。令和4年7月20日以降に転入の届出をした方は、岡谷市の予診票をお渡ししますので健康推進課へご連絡ください。

キャッチアップ接種の実施期間

令和4(2022年)年4月~令和7(2025年)年3月31日まで(3年間)

接種費用

無料 (接種期間を過ぎると任意接種となり有料になります)

実施医療機関

R6子宮頸がんワクチン実施医療機関(PDFファイル:77.1KB)

※キャッチアップ接種対象者の方が長野県外で接種を希望する場合は、長野県外の医療機関において接種を希望する方へ(Wordファイル:48KB)をご確認ください。

接種当日の持ち物

事前に医療機関へ予約し、当日はオレンジ色の予診票、母子健康手帳(できるだけお持ちください)、保険証を医療機関にお持ちください。
キャッチアップ接種の対象者は、保護者の同意・同伴は必要ありません。

接種回数と接種間隔

接種できるワクチンについては、2価ワクチン「サーバリックス」と4価ワクチン「ガーダシル」の他、新たに追加された9価ワクチン「シルガード9」の3種類から選べます。この通知や同封した資料を読み効果とリスクについて理解したうえで、接種するワクチンを選択してください。

● サーバリックス(2価)
● ガーダシル(4価)
● シルガード9(9価) ※令和5年4月から接種可能

予防効果は同じで、いずれも全3回の接種が必要です。途中でワクチンの変更をすることはできませんので、どちらか一方のワクチンを全3回接種してください。
妊娠中もしくは、妊娠している可能性がある場合は、原則、接種できません。

子宮頸がんワクチンの接種間隔

定期接種実施要項の標準的な接種方法をとることができない場合

  標準的な接種方法 左記の方法をとる事ができない場合の接種方法
サーバリックス(2価) 1月の間隔をおいて2回行った後、1回目の注射から6月の間隔をおいて1回行う。 1月以上の間隔をおいて2回行った後、1回目の注射から5月以上、かつ2回目の注射から2月半以上の間隔をおいて1回行う。
ガーダシル(4価) 2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の注射から6月の間隔をおいて1回行う。 1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の注射から3月以上の間隔をおいて1回行う。
シルガード9(9価) 2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の注射から6月の間隔をおいて1回行う。 1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の注射から3月以上の間隔をおいて1回行う。

 

交互接種について

●交互接種とは、1・2回目接種と異なるワクチンを用いて残りの回数を接種する事をいいます(令和5年4月開始)

●原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。ただし、交互接種が出来るのは原則下記の通りであり、交互接種を実施する場合は3回接種を行います。
・2価→2価→9価 ・2価→9価→9価 ・4価→4価→9価 ・4価→9価→9価
●2価または4価HPVワクチンで接種を開始し、交互接種として9価HPVワクチンで接種を完了する場合は、9価HPVワクチンの接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1ヵ月以上、2回目と3回目の間隔を3ヵ月以上あけて接種します。
★交互接種を行わない医療機関もありますので、交互接種の相談は各医療機関にお問い合わせください。

長野県外での接種を希望する方へ(接種前に健康推進課へご連絡を!)

令和4年3月31日以前に HPVワクチンの接種を自費で受けた方への償還払いについて

平成25年からのHPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、HPVワクチンに係る定期接種の機会を逃した平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた女子であって、定期接種の対象年齢を過ぎて、自費でHPVワクチンの任意接種を受けた(令和4年3月31日以前に接種)場合は、申請により接種費用の償還払いをいたします。詳細はHPVワクチンの接種を自費で受けた方への償還払いについて(PDFファイル:445.5KB)をご覧ください。申請用紙は、下記よりダウンロードしてください。

償還払いの対象となるワクチンは、「2価:サーバリックス」及び「4価:ガーダシル」の2種類の定期接種ワクチンです。9価ワクチンのシルガード9は対象となりません。

 

厚生労働省リーフレット

厚生労働省ホームページ

予防接種被害救済制度について

予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害が発生することがあります。万が一、定期の予防接種による健康被害が発生し、一定の基準に該当する場合には、予防接種法に基づく健康被害の給付が受けられます。

詳しくは、予防接種健康被害救済制度(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課

〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線:1177)