蚊やダニを原因とする感染症に注意しましょう

更新日:2020年07月14日

蚊媒介感染症及びダニ媒介感染症の予防について

近年、生活の中で身近に存在する蚊やダニを媒介しての感染症が発生していることから、正しい知識と予防法を知り、対策をしましょう。

蚊・ダニ媒介感染症予防ポスター(PDFファイル:5.7MB)

蚊媒介感染症予防ポスター(PDFファイル:864.9KB)

ダニ媒介感染症予防ポスター(PDFファイル:6.7MB)

蚊が媒介する主な感染症

蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによっておこる感染症のことです。主な蚊媒介感染症は、下記のようなものがあり、主に熱帯・亜熱帯地域で流行しています。

ウエストナイル熱

ジカウイルス感染症

デング熱

黄熱

チクングニア熱

日本脳炎

予防法

・屋外で活動する際は、長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくしましょう。
・やぶなどの蚊のいそうな場所に行くときは、虫よけスプレーを使用し蚊に刺されないように注意しましょう。
・蚊の発生を減らすために、不要な水たまりを除去・清掃しましょう。
・下草を刈るなど、成虫が潜む場所をなくしましょう。
・日本脳炎はワクチンが開発されており、小児を対象とした定期接種が実施されていますので、時期を見逃さずに接種をしましょう。

ダニ由来の主な感染症

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによっておこる感染症のことです。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症するこがあります。

クリミア・コンゴ出血熱

重症熱性血小板減少症(SFTS)

ツツガムシ病

回帰熱

ダニ媒介脳炎

日本紅斑熱

マダニに咬まれないように注意しましょう(予防法及び対処法)

マダニ類は、家庭内に生息するコナダニ(食品類)やヒョウダニ(衣類や寝具)などとは種類が異なり、比較的大型のダニです。吸血前は3ミリ程の大きさですが、吸血後には1センチ程度になります。マダニの活動は、春から秋にかけて盛んとなり危険性が高まります。

・草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖・長ズボン(シャツの袖はズボンの中へ、ズボンの袖は靴下や長靴へ入れる)、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくする事が大事です。
・着用する服は、マダニを目視で確認しやすい明るい色のものがお薦めです。
・虫よけ剤を有効に活用しましょう。服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があるといわれています。
・屋外活動後は入浴し、虫やダニに噛まれていないかを確認しましょう。特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、頭部(髪の毛の中)などを確認し、何かに噛まれた様な症状が見られた場合は、医療機関を受診しましょう。
・吸血中のマダニに気づいた際は、皮膚科等の医療機関に受診しマダニの除去、洗浄をしてもらってください。(無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残り化膿したり、マダニの体液が逆流する恐れがあります)

参考資料

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