岡谷こどもエコクラブの活動について
岡谷こどもエコクラブとは

岡谷こどもエコクラブは、岡谷市在住の1年生から6年生の小学生を対象にした環境活動クラブです。
毎年4月に募集(定員30名)を行い、自然や環境問題に興味のある小学生が集まり、年8回の様々な活動を通して、身近な自然や普段のくらしの中の環境問題について学んでいます。
主な活動内容として、山の散策、諏訪湖のヒシ除去体験、水生生物観察会、市内一斉気温測定、ごみ調査、鳥の観察会、エコクッキング、企業の環境見学などがあります。実際体験し、自分たちの目で見て現状を知ることで、環境についてさらに興味を持ったり、世界中で問題となっている「地球温暖化」について、今私たちに何ができるのか、考えるきっかけになっています。
〇令和7年度活動スケジュール

○令和7年度 活動報告
第1回「大型店舗の裏側を見に行こう/開講式」
〇日時:令和7年5月17日(土曜日)10:00~
〇場所:レイクウォーク岡谷
今回はレイクウォーク岡谷で開催されていた岡谷市主催の「おかやエコフェスタ2025」(5/14~5/18)に併せて、第1回の活動となる「大型店舗の裏側を見に行こう」を行いました。今年度は29名に登録いただきましたが、当日はほとんどの会員が出席してくれました。
レイクウォーク岡谷では、太陽光発電設備(パネル・発電状況表示モニター)や、資源物回収や分別、フードロス対策など環境問題に配慮した取り組みを見学することができました。さらに段ボールを用いない工夫として教えてもらったのが折りコン(折り畳みコンテナ)の活用です。組み立てを紹介していただき、実際組み立てる体験もしました。
この後「おかやエコフェスタ2025」にも参加して、「親子向けリサイクル講座」の受講、「環境に関するクイズラリー」や「リサイクルペンの組み立て」等も体験しました。
普段入ることのできない場所を見学するとあって楽しみにしていた会員が多く、また大型店舗での環境問題への取り組みも知ることができ、有意義な活動となりました。


第2回「森の散策」
〇日時:令和7年6月21日(土曜日)9:00~
〇場所:鳥居平やまびこ公園、諏訪湖周クリーンセンター
第2回は南信森林管理署の方を講師に迎え、「サイレントウォーク」というネイチャーゲームをしながら森の観察をしたり、「クッブ」というスウェーデン発祥の薪投げゲームをみんなで楽しみました。
「サイレントウォーク」というのは一切しゃべらずに移動し、ハンドサインのみで自然から感じたことを伝えあうゲームです。静かに歩き、五感を研ぎ澄まし、自然を感じることでいろいろな発見ができたようです。
「クッブ」は木製の角材(クッブ)を丸棒(カストピンナ)で倒していくゲームで、子どもも大人もとても盛り上がり、自然の中で体を動かして楽しむことができました。


第3回「ヒシ除去体験・水生生物観察会」
〇日時:令和7年7月19日(土曜日)7:30~
〇場所:十四瀬川河口付近(ヒシ除去体験)、横河川河口(水生生物観察会)
第3回は諏訪湖漁業協同組合にご協力いただき、船に乗ってヒシ除去体験を行いました。また、信州大学自然環境診断マイスターや、諏訪湖環境研究センターの方を講師に迎え、水生生物観察会を行いました。
ヒシ除去体験では、高学年の親子が参加し船に乗って作業をしました。普段船に乗って作業することがないので、それだけでも貴重な体験です。1回およそ20分ほどの作業になります。ヒシの取り方を教えてもらいながら挑戦しました。ヒシは水中で茎が長く伸びるため、簡単には抜けませんが、葉をつかみ、茎を腕に絡めながら手繰り寄せ、まっすぐ上に向かって抜くとキレイに抜けるので、夢中になって作業ができます。参加したことのある親子は手慣れた様子。初めて参加した親子も徐々にコツをつかみ、服の汚れなど気にせず夢中で抜き、全員で1tのヒシを除去することができました。
水生生物観察会は、横河川の河口付近で行いました。川の中にある大きな石を裏返してみると、トビケラやカゲロウなどの小さい生物が見つかります。会員たちは、講師の先生に「これは何?」と聞きに行き、生き物の種類ごと区分けしていきました。キレイな水でしか住めない生物もたくさん見つかり、この川の環境が良いことが分かりました。
中には小さい魚がたくさんいる場所もあり、夢中になって取っている子もいました。採取した生物の説明を受け、興味深々に聞いている会員たちの姿が印象的でした。



第4回「市内一斉気温測定」
〇日時:令和7年7月27日(日曜日)14:00~
〇場所:岡谷市内(個人参加)
岡谷市が実施する「市内一斉気温測定」に参加しました。
これは市内の暑い場所と涼しい場所の実態を把握し、地域全体の気温上昇対策を考えるための取り組みです。今年も多くの会員の皆さんが参加してくれました。
当日は、岡谷こどもエコクラブの代表として2人の会員に、岡谷市役所で測定してもらいました。岡谷市役所の正面玄関には緑のカーテンがありますので、カーテンの表と裏の温度を測りました。結果、表が 32℃、裏が 31 ℃でした。表と裏では 1℃の差があり、緑のカーテンが効果的だということが分かりました。
近年、温暖化の問題が深刻化していますが、これまでのデータを見ると年々気温が高くなってきていることが分かります。私たちもできることから対策に取り組んでいかなければなりません。現状を知り、私たちが今できることを考えていくきっかけになると思います。
第5回「諏訪湖のマイクロプラスチック調査隊」
〇日時:令和7年9月7日(日曜日)10:00~
〇場所:諏訪湖畔、信州大学諏訪臨湖実験所
第5回は諏訪湖のごみについて学ぶため、諏訪湖畔でのごみ調査、信州大学諏訪臨湖実験所でのマイクロプラスチックの学習や観察を行いました。
諏訪湖畔ではグループに分かれごみ調査をしました。自分が拾ったものを種類別に記録していきます。一見ごみが落ちていないように見えても、水際の草をかき分けてみると、細かいごみがたくさん落ちていました。拾ったごみの中で圧倒的に多かったのはプラスチック類の破片です。細かくなったプラスチックは、マイクロプラスチックとなり、環境にも生物にも人体にも影響を及ぼすものとなります。諏訪湖のごみの現状を知ることができました。
その後諏訪臨湖実験所に移り、信州大学農学部生による学習が行われました。「マイクロプラスチック」とはどんなもので、環境にどんな影響があるのか、「マイクロプラスチック」を増やさないためにはどんなことに気を付ければいいのか等学びました。
また諏訪湖の泥の中から検出したマイクロプラスチックを顕微鏡で確認したり、諏訪湖に打ち寄せられていたヨシの中から、ピンセットで取り出す体験も実施しました。



第6回「桂川・相模川流域のごみ調査」
〇日時:令和7年10月18日(土曜日)6:00~
〇場所:山梨県山中湖(桂川・相模川源流地)、神奈川県城山ダム(津久井湖)、神奈川県平塚市(桂川・相模川河口地点)
第6回は、諏訪湖と天竜川の関係に似ている山梨県・神奈川県をまたぐ桂川・相模川のごみ調査です。「桂川・相模川流域協議会」の方を講師に迎え、各エリアで活動している皆さんのお話をお聞きしました。この川は山梨県山中湖が源流となり、山梨県は桂川、神奈川県に入ってからは相模川に名前が変わり、神奈川県平塚市から太平洋へと流れていきます。上流部から河口まで、それぞれのエリアで活動する環境団体のお話をお聞きし、ごみの状況を調査したことで自分たちに何ができるのか、これからどうしていきたいのか等を学ぶことができました。



「諏訪湖のごみ問題解決に向けた報告会」
〇日時:令和7年12月15日(月曜日)16:30~
〇場所:岡谷市役所6階605会議室
第5回、第6回の活動を通して、諏訪湖や河川、海のごみ、マイクロプラスチックについて学んだこと、感じたことなどを市長に報告しました。諏訪湖や海のごみをなくすために自分たちも頑張っていくという決意表明を行いました。
共催である「海と日本プロジェクトin長野」が作成した報告書は、こちらからダウンロードできます。
『諏訪湖から「海ごみゼロ」へ!子どもたちの学び・体験報告2025』海と日本プロジェクトin長野 報告書 (PDFファイル: 1.1MB)
第7回「秋の鳥の観察会」
〇日時:令和7年11月22日(土曜日)9:00~
〇場所:出早公園周辺
第7回は、秋の鳥の観察会を行いました。日本野鳥の会 諏訪支部事務局の西教生先生を講師に迎え、出早公園周辺を歩きながら、里に住んでいる鳥たちがどんな暮らしをしているのか観察しました。
チェックリストを参考に、どんな鳥がいたのか、採食行動、飛翔行動、鳥のフィールドサイン(痕跡)をチェックし、西先生の説明を聞きながら観察する会員たち。寒い日だったので鳥の種類は少なかったですが、トビ・ハイタカ・クマタカ・ハシブトカラス・ムクドリなどが見られました。枝の先に刺されたカマキリがいくつか見つかりましたが、これはモズの早贄なのだそうです。これもフィールドサインの一つです。双眼鏡を覗き込みながら、必死に鳥の姿を追いかけたり、知らなかった鳥の生態について興味を示したりと、とても充実した時間になりました。
第8回「エコクッキング&廃油キャンドル作り/閉講式」
〇日時:令和8年1月10日(土曜日)10:00~
〇場所:岡谷市保健センター 1階研修室・2階栄養指導室
第8回は、岡谷市食生活改善推進協議会の皆さんを講師に迎え、省エネや節水、食品ロスにつながるエコクッキングと、岡谷こどもエコクラブ事務局による廃油を使ったキャンドル作りを行いました。
エコクッキングでは、一つの鍋で作れる「骨太クリームスパゲティー」と、余った料理のリメイク&電子レンジで作れる「りんごと芋のレンジ蒸し」の2品を調理しました。道具をうまく使ったり、調理方法を工夫することで、エコにつながるクッキングができることを学びました。約1時間で出来上がった料理はとても美味しく大好評でした。最後に行ったグループごとの残渣(調理の際の不要な部分や、食べ残しのもの)コンテストでは、8人分料理してたったの50gという記録を出したグループが優勝しました。野菜も捨てる部分を少なくすることで、食品ロスにつながることを学びました。
廃油キャンドル作りでは、最初に廃油はどういったものなのか、処理の仕方、廃油の使い道などを学びました。廃油キャンドルを作りにはいくつかの工程がありますが、今回は色付けと芯を作っていただき、廃油は事務局で注ぎました。2時間あれば出来上がる廃油キャンドル。家でも親子で作れるリメイク品の一つとして、参考になればと思います。





「閉講式」
閉講式では、今年一年間岡谷こどもエコクラブで頑張ってきた会員の皆さんに、「アースレンジャー認定証」を贈呈しました。また6年間続けて参加した皆さんには金バッジ、3年間続けて参加した皆さんには銀バッジを贈呈しました。

会員の皆さんには、今年一年間いろいろな体験をしてもらいました。これまで経験したことや学んだことを、日常生活の中で活かし、環境全般で自分にできることを見つけて実践していってほしいと思います。
この記事に関するお問い合わせ先
環境課 環境政策・ゼロカーボン推進担当
〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線1445・1446)











更新日:2026年03月10日