特定外来生物の駆除にご協力ください

更新日:2020年04月01日

特定外来生物とは

「特定外来生物」とは、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼす、又は及ぼすおそれのある外来生物のことで、諏訪地域でも「アレチウリ」や「オオクチバス」、「アメリカザリガニ」などの繁殖が確認されています。

この中でも「アレチウリ」や「オオキンケイギク」、「オオハンゴンソウ」などの植物は駆除しやすいですので、ご自宅や所有地で生育している場合は、駆除にご協力ください。

なお、駆除後はその場で枯死させてください。燃やすごみとして処分する場合はビニール袋に入れ、種子が漏れないように完全に密封した上で運搬してください。

アレチウリの特徴

アレチウリ1
aretiuri2
  • 北アメリカ原産のウリ科の一年草
  • 花は直径1cm程度。葉は広いハート形で両面ざらついている。
  • つる性植物で、巻きひげでほかの物に巻き付く。
  • 7~10月にかけて諏訪湖岸や河川敷・畑等で多く見られる。

アレチウリの駆除方法

アレチウリのつるは、長いものは10m以上に成長してしまうため、できるだけ小さく、実をつける前に抜き取りを行うのが効果的です。


種をつけた場合、翌年にすべて発芽するわけではなく、2年~3年後に発芽する場合もあるため、継続して駆除を行うことが重要です。

オオキンケイギクの特徴

オオキンケイギク1
オオキンケイギク2
  • 北アメリカ原産のキク科の多年草で、高さは30cm~70cm程度。
  • 諏訪湖岸や河川敷、道路沿いに群生しているものがみられる。
  • 5月から7月にコスモスに似た黄色の花を一斉に咲かせる。

オオキンケイギクの駆除方法

オオキンケイギクは多年草であり、種子についても一部が地中に残って発芽する植物です。このため、根ごと抜き取るか、実をつける前に刈り取ることで繁殖を抑える効果があります。

一度オオキンケイギクが見られた場所については、次の年にも発生する可能性があり、定期的な駆除が必要です。

オオハンゴンソウの特徴

オオハンゴンソウ1
オオハンゴンソウ2
  • 北アメリカ原産のキク科の多年草で、高さは50cm~300cm程度。
  • 諏訪湖岸や河川敷、畑地等に生育しているものがみられる。
  • 花は直径5~7cm、7~10月に鮮やかな黄色い花を咲かせる。
  • 地下茎から、ほかの植物の成長を妨げる物質を出すなど、とても繁殖力が強い。

オオハンゴンソウの駆除方法

オオハンゴンソウは繁殖力がとても強く、6月~8月の種子を形成する前に根ごと掘り取るか、年2回以上低い位置から刈り取ることが有効とされています。

ただし、種子を形成する時期(おおむね9月ごろ)以降に刈り取る場合は、種子が拡がらないように配慮する必要があります。

その他の外来生物について

その他の特定外来生物の詳しい情報については、長野県ホームページにある

「長野県版外来種対策ハンドブック」をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課 環境政策・ゼロカーボン推進担当

〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811(内線1445・1446)