令和7年度「入学式」が挙行されました
新たに12回生15人が看護師を目指して入学しました
暖かな春の日差しを感じられた令和7年4月4日に、令和7年度岡谷市看護専門学校入学式が挙行されました。
今年度は、12回生15名が新たに入学し、本校の教育理念に掲げる、「人間尊重を基本として、教養を高め、豊かな感性と温かい心を養い、しなやかさと強さを兼ね備え、誇りをもって看護ができる専門職業人」となれるよう、全員が2年後の看護師資格の取得を目指して、新たな学校生活がスタートしました。
緊張の面持ちで整列する新入生
岡谷市看護専門学校は12回目の入学式です
早出一真岡谷市長は、
「看護師には、地域の人々の健康・生活・心を支えることができる人間性や、医療と介護をコーディネートする能力、高度化する医療技術に対応するための高い専門性など、これまで以上に求められるものも多くなってきており、看護師を目指す新入生の皆さんには、地域社会から大きな期待が寄せられています。
皆さんが自らの夢を実現し、地域の期待に応えるためにも、岡谷市民病院をはじめとする医療・福祉機関の支援のもと、本校の教育理念に掲げる「豊かな感性」と「温かい心」を持った看護師となり、また、教育目的であります「豊かな人間性」を得るために、日々励んでいただきたいと思います
この学校での毎日が、人としても大きく成長できる2年間となりますよう願っております
今日から始まる学校生活においては、時に困難を伴うこともあるかもしれませんが、さまざまな体験を通して、命の重みを感じ、看護のやりがいや誇りを感じられるよう、職員一同、皆さんに寄り添い、全力で支援してまいります
皆さん全員が、2年後の春には晴れて看護師となり、そして、この地域の医療を担う人材として貢献いただけることを期待しております。」と、告辞を述べられました。
澤野紳二学校長は、
「皆さんに、4つの「ちから」を身に着けていただきたい。まず、看護師にとって、医療についての深い知識や看護技術と同様に重要なスキルが「コミュニケーション能力」です。患者さんの話を傾聴して分析・アセスメントを行い、医師やリハビリ職、技術職など多様な医療職の方々と情報を共有してケアするためのコミュニケーション能力は、あらゆる看護業務で必要となります。さらにその延長線上で特に求められるのが2つ目の「共感力」です。患者さんの気持ちを理解し、信頼関係を築くことが、質の高い看護を提供する基盤となります。
3つ目は「応用力」です。変化する医療現場において、正しい知識に基づいて迅速に対応し、適切な判断を下す能力は必要ですが、さらに、それを柔軟に応用する力も求められます。柔軟に応用し対処できるためには人間的にも余裕が必要ですので、大きな視野で物事を見られるようになっていただきたい。
最後の4つ目は、自己成長を続けるための「学び続ける努力」です。医療は常に進化していますので、最新の知識や技術を習得し続けることが、皆さん自身の成長につながります。現状維持は知らぬ間の後退につながる可能性があります。以上、この4つの「ちから」を常に意識してこれからの2年間を進んでいきましょう。」と、式辞を述べられました。
誓いの言葉を宣誓する新入生代表
新入生の代表による誓いの言葉では、
私たちは准看護師養成課程において、たくさんの方々にご指導をいただき学んできました。臨地実習の際、入浴を拒む患者様に看護師さんが「お風呂は心の洗濯だから入りましょう」と言うと、患者様は微笑んで入浴されました。自分の無力さを実感し悔しい思いをしたと共に、患者様の気持ちに寄り添うことのできる看護師になりたいと強く思いました。これから看護技術の練習を重ね、知識の引き出しを増やし、看護を必要とされている方の力になれるよう努力します。」と、力強い宣誓がありました。
岡谷市看護専門学校は、長野県唯一の全日制2年過程の看護養成所として、平成26年4月に開校し、多くの看護人材を養成してまいりました。
准看護学院で現在学ばれている方、准看護師の資格をお持ちの方で、看護師資格の取得に興味のある皆さんは、お気軽に岡谷市看護専門学校までお問い合わせください。
更新日:2025年05月13日