【注意喚起】松くい虫被害について

更新日:2020年03月27日

 岡谷市内において、松くい虫による被害(昨年に続き2例目、3例目)が確認されました。
 現時点で確認されている被害は単木的な被害ですが、被害が大きい地域ではこのような単木的な被害が数年続き、その後一気に被害が広がっています。
 被害を拡大させないためにも早期発見・早期駆除が重要です。

被害2例目

被害木の場所等

  1. 場所:岡谷市内山 標高900メートル付近(岡工第2グラウンド付近)
  2. 被害木:アカマツ 65年生 1本

経緯及び対応状況

  1. 2019年5月7日:岡谷市松林監視員が巡視中に枯損木を発見。
  2. 2019年5月16日:枯損木から検体を採取し、諏訪地域振興局(林務課)へ検体を提出し鑑定を依頼。
  3. 2019年5月17日:諏訪地域振興局の一次鑑定によりセンチュウを検出。
  4. 2019年5月20日:長野県林業総合センターに二次鑑定を依頼。
  5. 2019年5月24日:二次鑑定によりマツノザイセンチュウを検出。
  6. 2019年5月28日:被害木の伐倒・くん蒸処理を実施。
  7. 2019年6月4日:市と県合同による被害木周辺調査を実施。
    1. 半径100メートル範囲のヤニ打ち調査及び目視調査
      • ヤニ打ち木173本:うち樹勢弱い木14本(経過観察)、検体採取木1本
    2. 半径2キロメートル範囲の目視調査
      • 枯損木1本を確認)
  8. 2019年6月5日:諏訪地方松くい虫予防対策協議会幹事会での報告。
  9. 2019年6月5日:(1)の検体採取木1本について、諏訪地域振興局の一次鑑定によりセンチュウの検出なし。
  10. 2019年6月5日:(2)の目視調査による枯損木の現地確認により、枝折れによる枯れ枝と確認。

被害3例目

被害木の場所等

  1. 場所:岡谷市成田町二丁目 標高890メートル付近
  2. 被害木:アカマツ 林齢65年生 1本

経緯及び対応状況

  1. 2019年6月11日:岡谷市松林監視員が巡視中に枯損木を発見。
  2. 2019年6月13日:枯損木から検体を採取し、諏訪地域振興局(林務課)へ検体を提出し鑑定を依頼。
  3. 2019年6月18日:諏訪地域振興局の一次鑑定によりセンチュウを検出。
  4. 2019年6月19日:長野県林業総合センターに二次鑑定を依頼。
  5. 2019年7月4日:二次鑑定によりマツノザイセンチュウを検出。
  6. 2019年7月5日:岡谷市以外の諏訪地域各市町村へ被害木発生の連絡。
  7. 2019年7月5日:被害木の伐倒・くん蒸処理を実施。
  8. 2019年7月9日・10日:市と県合同による被害木周辺調査を実施。
  9. 半径100メートル範囲のヤニ打ち調査及び目視調査
    • ヤニ打ち木598本:うち樹勢弱い木13本(経過観察)
  10. 半径2キロメートル範囲の目視調査
    • 枯損木の確認なし

今後の対応

 被害木周辺区域の監視を強化するとともに、市内全域において、引き続き松林監視員等による監視を行い、枯損木や異常木の早期発見及び早期駆除に努めます。
 また、広報、ホームページ、回覧などによる注意喚起や松枯れ情報アプリによる市民からの情報収集などに努め、今後も陽性反応が出た際には公表を行います。

松くい虫被害とは

「松くい虫」という昆虫がマツを枯らしているわけではありません。
「マツノザイセンチュウ」という体長1ミリメートルにも満たない線虫と、その線虫を運ぶ「マツノマダラカミキリ」が、共同で引き起こす伝染病で正式名称は「マツ材線虫病」といいます。

詳しくは…松くい虫に被害ついて(林野庁ホームページ

”松枯れ情報”投稿アプリ

”松枯れ情報”をお寄せください。松枯れを見つけたら、地図上にマークして投稿できるアプリです。市民のみなさんの目で山や木を守りましょう。

※急に赤く枯れ始めたアカマツを発見したら、市役所農林水産課(電話0266-23‐4811、ファックス 0266-23-6448)または長野県諏訪地域振興局林務課(電話0266-53-6000、ファックス0266-57-2948)までご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産課 農林土木

〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
電話:0266-23-4811