岡谷市学校給食における食物アレルギー対応基本方針について

 岡谷市では、学校給食は自校方式による給食提供を行っており、食物アレルギー対応は、個々の状況に応じた多段階の除去食で対応しているところでありますが、アレルギー事故発生の不安材料を極力除去し、安全で安心な学校給食を提供するため、このたび、文部科学省から示された「学校給食における食物アレルギー対応指針」及び長野県教育委員会から示された「学校におけるアレルギー対応の手引き」を原則とし、市としての基本方針を策定しました。
 学校での食育を推進するためにも、自校方式による給食提供を大切に考え、その上ですべての児童生徒にとって学校給食が安全で楽しい時間となるよう、平成29年4月1日から原因食物を提供するかしないかの二者択一による対応とし多段階による対応は行なわないことになりました。

1. 食物アレルギーを有する児童生徒にも、給食を提供する。そのためにも、「安全性」を最優先する。
2. 食物アレルギー対応委員会等を校内に設置し、児童生徒の食物アレルギーに関する情報を集約するなど組織的に対応する。
3. 医師の診断による「学校生活管理指導表（アレルギー疾患用）」の提出を必須とする。
4. 安全性確保のため、原因食物の完全除去対応（提供するかしないか）を原則とする。
5. 学校の施設設備、人員等を鑑み無理な（過度に複雑な）対応は行わない。
6. 教育委員会は、食物アレルギーについて一定の方針を示すとともに、各学校の取組を支援する。