「おかやですすめる食育」情報(2025.5)
新年度が始まって1か月が過ぎました。5月は、新たな環境や生活からくる緊張やストレスによって体調を崩しやすくなります。また、気温の寒暖差によっても体調を崩しやすくなるので、バランスの良い食事を心がけて、睡眠を十分にとりましょう。
家庭菜園してみませんか?

ゴールデンウィークあたりから、ホームセンターや直売所などに行くと、花や野菜の苗が売られるようになりました。
みなさんのお家ではガーデニングや家庭菜園をやっていますか?スーパーマーケットで売られている野菜を実際に育ててみると色々な発見があります。ポピュラーなものは、ナス、ピーマン、トマト(ミニトマト)、きゅうりといったものだと思います。
今回は農林水産課の方から、今から植えても間に合うちょっと変わった種類(変わりダネ)を教えていただきました。
パプリカ

ピーマンの仲間ですが、肉厚で甘味があるのが特徴です。栽培方法はピーマンと変わりませんが、収穫までに時間がかかるので、ピーマンと比べるとちょっと難しいようです。
生のままでも、加熱しても食べることができます。色鮮やかな野菜なので、炒め物やサラダに入ると、料理の見栄えが良くなります。栄養価も高く、ビタミンCやカロテンが豊富です。
モロヘイヤ

暑さに強く、乾燥にも強い野菜のため、発芽するための適温が25℃~30℃と高め。そのため種まきや苗植えは5月以降がおすすめのようです。
茹でて刻むと粘りが出てくるのが、この野菜の特徴です。β-カロテン、カルシウム、ビタミン類を多く含み栄養価も高く、美容にも良いとか。アラビア語で「王様の野菜」と呼ばれます。
おひたしとして食べることが多いと思いますが、スープや炒め物、天ぷらなど実は調理方法が幅広い野菜です。
バジル

バジルは、イタリア料理になどに欠かせないハーブのひとつ。様々な種類がありますが、一般的なものがスイートバジルて、その他にレモンバジルやシナモンバジルなどがあるようです。
調理方法も様々で、摘みたてのフレッシュな状態であれば炒め物やサラダや和え物に。ペーストにすればパスタやピザに使えます。
栄養価ではβ-カロテンやビタミンE、カルシウムや鉄などを豊富に含んでいます。
パセリ

料理を盛り付けたお皿にちょこっと置かれているパセリ。付け合わせやスープに使われることが多いと思います。
栄養素を見ると、β-カロテンの他にビタミンCやビタミンK、葉酸、カリウム等も多く含んでいるため、少量でも栄養価の高い野菜です。
臭いや食感が苦手な方は、おひたしにすると意外と食べることができます。ただし食べ過ぎると内臓に負担がかかるので食べ過ぎには注意しましょう。
スティックセニョール(茎ブロッコリー)

イラストはブロッコリーですが、ブロッコリーとは少し見た目が違い、茎の部分が長くなっている野菜を見かけたことがありませんか?名前はスティックセニョールまたは茎ブロッコリーと言います。栄養価も高く、ビタミンCやカリウム、カルシウムを豊富に含んでいると言われています。
蕾も茎もおいしく食べられて、茎の部分はアスパラガス風味で甘味があるとのこと。丸ごと食べられるので今後も注目したい野菜です。
カリフローレ(スティックカリフラワー)

こちらもイラストはカリフラワーですが、スティックセニョールと同じようにこれまでのカリフラワーの形からスティック状へと変身した野菜で、名前もカリフローレまたはスティックカリフラワーと言います。茎が長いので束にするとブーケの様に見えます。
外国生まれかと思いきや日本で品種改良された日本産の野菜です。白の他に紫色のものもあります。栄養価はカリフラワーよりもビタミンCを多く含み、食物繊維やカリウムも多いとのことです。生食もできますが、軽く茹でるとより甘味が増すそうです。

気になる野菜はありましたか?野菜の生長を見ることで親しみがわき、苦手だったものが食べられるようになったりすることもあります。また、その場で収穫してすぐ食卓に並ぶので、最も新鮮な状態で食べられるのも家庭菜園の魅力だと思います。
詳しい栽培方法は、苗や種を売っているお店の方に聞いていただくと、色々なコツを教えてくれると思います。意外と癒し効果のある土いじり。気になる方はぜひ挑戦してみてください。
6月の行事食

6月は和風月名で水無月とも言われています。水の無い月と書きますが「無」は「の」にあたることから、水の月が語源と言われていることが多いです。この時期は多くの地域で梅雨入りとなり、雨の日が多くなります。
6月の行事食として挙げられているのは、夏至の頃に冬瓜を食べる風習があるそうです。冬瓜はカリウムや水分を多く含んでいるので夏バテ防止に良いかもしれません。京都では水無月という、白のういろうの上に小豆をのせた三角形の和菓子を6月末の夏越の祓(なつごしのはらえ)の時期に食べられているそうです。
梅が出回るのもこの時期ですね。梅干しや梅酒、梅ジュースに挑戦してみてはどうでしょう?
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更新日:2025年05月19日