「おかやですすめる食育」情報(2024.12)
鍋の季節
12月に入り、朝の気温が氷点下になる日も多くなってきました。雪がチラチラと舞う日もあると、やはり冬なんだなと思う今日この頃。寒くなってくると食べたくなるのが鍋料理。お店に行っても、鍋の具材が並んでいます。鍋料理の良いところは、普段より多くの食材を使うことと、野菜を多く食べることができること。食材を多く使う分、準備が大変ですが、ひとつのお鍋をみんなで囲って食べるのは楽しいものです。さて、みなさんはどんな鍋料理が好きですか?
今月のテーマは「一人暮らしの方の栄養バランス」について

仕事やプライベートが忙しい一人暮らし。こんなことありませんか?
- 食べているのはいつも同じもの
- 栄養バランスまで気が回らない
- 自炊をする余裕がない
テイクアウトの惣菜やお弁当、カップラーメン、外食等が続くと、脂質や塩分を摂りすぎてしまう傾向になりがち。すると知らず知らずのうちに生活習慣病へと近づくきます。また、同じ食品に偏っていると、食べているのに栄養失調になってしまうこともあります。
気をつけたい3つのポイント

1つ目ポイントはたんぱく質。野菜不足は意識しやすいのですが、たんぱく質不足を意識している人は少ないので意外と思う方も多いと思います。
たんぱく質は筋肉や内臓、皮膚など体全体を作っている大切な栄養素です。よって、不足すると健康体を維持できるか心配です。また、神経伝達物質も作られなくなるため、やる気や集中力の低下につながりやすくなります。
意識して食事に取り入れてみましょう。ただし摂りすぎると腎臓に影響が出ますので注意してください。

2つ目のポイントはビタミン。成人の野菜摂取目安量は1日350gとされています。日本人は全体的に野菜不足ではありますが、一人暮らしの場合は、特に野菜不足になりがちです。
野菜を買っても使いきれずに腐らせてしまうことを考えると、野菜ジュースやサプリメントに頼ってしまい、野菜を買うことを控えてしまうと思いますが、今はカット野菜や冷凍野菜の種類も豊富になっています。上手に利用して、野菜そのものを食べる機会を増やしましょう。

3つ目のポイントはミネラル。特に日本人に不足しがちなのが鉄とカルシウムです。
鉄は赤血球のヘモグロビンに多く存在していて、不足すると貧血を起こします。貧血を起こすと集中力の低下や頭痛、また疲労感といった症状も起こります。
カルシウムは骨格を作る大切な栄養素です。不足すると骨粗鬆症の原因にもなります。
乳製品や海草、大豆製品、小松菜などの緑黄色野菜などを意識して食べるようにしてみましょう。
詳しいことは「しるくっきんぐ」をご覧ください
一人暮らしでも簡単に作れる料理を、しるくっきんぐでもご紹介しています。3つのポイントについても触れていますので、ぜひご覧下さい。
シルキーチャンネル特別番組のお知らせ
11月11日に行われた食育講演会の特別番組がシルキーチャンネルにて放送中です。
なぜか諏訪地域では根づいていないけど好きな人が多い、長野県の郷土食「おやき」。長野市でおやき屋をしながらおやきを広める活動をされている小出陽子さんの話をぜひお聞きください。
- 放送期間 令和6年12月16日から12月31日の偶数日
- 放送時間 10時 15時 19時
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進課
〒394-8510
長野県岡谷市幸町8-1
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更新日:2024年12月19日