「おかやですすめる食育」情報(2024.8)
夏バテに注意!
年々と暑さが増しているような気がしますが、皆さんの体調はいかがですか?ひと昔前ならば、お盆が過ぎれば涼しくなっていましたが、ここ最近の夏はそうもいかないようです。
私たちの身体は、体温を一定に保とうとする働きがあります。高温多湿の夏の気候や、室内外の温度差等によって、体温調節などの自律神経の乱れが生じ、身体に不調が起こります。それによって、食欲不振・消化機能の低下、暑さによる睡眠不足が重なり、疲労がたまるのが「夏バテ」の原因と言われています。
これから来る「秋」を楽しむためにも、夏の疲れを残さない体づくりをしましょう。
食事はこんなことを意識してみましょう
・食事の基本 主食(炭水化物)+主菜(たんぱく質)+副菜(ビタミン・ミネラル)を意識しましょう

暑い日は食事をするのも億劫になりがち。そして、のどごしの良い「そうめん」や冷たい「そば・うどん」を食べることが多くなり、炭水化物に偏りがちです。不足しやすいたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品)、ビタミン(野菜や果物など)、ミネラル(牛乳や海草など)をバランスよく組み合わせて、さまざまな種類の食品を1日3食の中に取り入れるようにしましょう。
冷たい麺類にも、野菜や肉、卵などをトッピングすると良いですね。
・疲労回復効果のある食品に注目!

いつもよりも以下の食品を意識して摂るようにしましょう。
・ビタミンB1:糖質をエネルギーに変える働きがある(豚肉、うなぎ、大豆など)
・クエン酸:疲労の原因となる乳酸の生成を抑制(梅干し、レモン、酢など)
・ビタミンC:体の免疫力を高める(野菜や果物など)
・たんぱく質:体をつくる(肉、魚、卵、大豆)
・香辛料は食欲増進の味方!
暑いときはいつもよりも食欲が下がりがちです。そんな時は、香辛料が胃液の分泌を促して食欲を増進してくれます。いつもよりもスパイスの効いたカレーに挑戦してみる!とか、にんにくやニラなどをいつもよりちょっと多めに使うなど、工夫してみてはいかがでしょう。
・食事の温度も大切
暑いときには、冷たい飲みもの、冷たい食べものが美味しく感じるので、いつもよりも多く食べる傾向になります。冷たいものを食べることで胃腸が冷えるのも、夏バテを引き起こす原因のひとつ。胃腸が冷えすぎると食欲低下にもなるので、温かい汁ものや飲みものもとるように心がけると良いですね。
旬の野菜を食べましょう!

旬とは、その野菜をおいしく食べられる季節のことです。野菜に限らず、果物や魚にも旬があります。旬の時期を迎えた食材は、美味しさだけでなく栄養も豊富です。野菜は比較的スーパーで1年中売られていますが、旬をうまく使って栄養をたくさん摂ることをおすすめします。
夏が旬の野菜は、トマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ、ズッキーニ、かぼちゃ、とうもろこし、オクラ、ピーマンなど。
夏野菜はビタミン・ミネラルといった栄養素が豊富です。また、野菜の水分量も豊富なので、体を冷やす働きをしてくれます。そして、鮮やかな彩りの野菜が多いので食卓が華やかになります。
こまめな水分補給も大切
熱中症予防のためにも、水分補給はこまめにすることが大切です。「喉が渇いた」と感じる前に水分補給をしましょう。家の中にいるときは、外出しているときよりも水分補給を忘れがちです。時間を決めて水分を摂ると良いでしょう。
普段の水分補給は水か麦茶がおすすめです。汗を多くかく場合はスポーツ飲料や経口補水液を準備しておくと良いでしょう。糖分の多い飲みものは摂りすぎると、疲労感が増す原因になることも。状況によって飲む量や飲む種類を選びましょう。
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更新日:2024年08月19日